19 機械の入れ替え
機種変更は想定外
2007年に籾摺り機を更新。据え付け状態が下の写真の如く昇降機が天井の高さギリギリで「まぁよく入ったモンだ」って程に寸法、レイアウトとも入れてあったので、この機種がある限り未来永劫機種変更なんぞ(って言うかこの機種専用設計みたいになってしまっているので)考えてなかったのだが諸般の事情で更新。
揺動板がムキ出しで選別状態が目視でよーく見えて自動制御が無いので使い易い機種だが、籾の供給を切らすとすぐに摺った玄米に籾が混入するので目を離せない機械。時間40俵はラクに摺れるがそれだけ出そうと思うと調整に目を離せない。

で、寸法的には入りそうなのだが、問題はレイアウト。絶対に変更出来ないのが、「籾の供給位置」と「玄米出口」つまり籾摺り作業の「入力位置」と「出力位置」が変更不可(能)。上の写真で手前が「籾供給」、奥が「籾殻吐き出し」「玄米排出」なのだが
古い機械を撤去して新しい機械を設置。据え付けスペースは新しい機械の方が若干コンパクト。
新しい機械は手前側に「籾殻吐き出し」なので籾殻の吐き出しが機械の上を通るのだが、これはなんとかクリアー出来そうだが、籾供給が機体中央付近に。上のポッパーから機械のホッパーに流れるか?加えて玄米昇降機の背が高くなり集塵BOXが付いたので天井を大きくブち抜かないと収まらないので、ここからライスグレーダー(米選機)に流せるか?なのだが・・・
大体ライスグレーダー(米選機)自体上の写真の如くこの位置へ据えるのに架台の足を半分に切り縮めーの、玄米投入部の均分器も本来は直立なのを籾殻吐き出しパイプに干渉するので斜めにしてあるわ、メーカーさんが四苦八苦悩みまくって据えて行ったハッキリ言って無理矢理設置してあるトコロなので配置変更は絶対不可能。
サクっと据えられるとは思っていなかたけどこんなに中途ハンパになるとは夢にも思っていなかったけど、
左が下から、右が上から見た図。大きく天井をブチ抜いては見たものの、超具合が悪い。こんなに中途半端になるとは夢にも・・・
切りにくいのを頑張って大きく天井をブチ抜いてみたものの、一番幅のある集塵BOXが天井の位置でモーターの安全カバーも着かないだけでなく

籾摺り機の玄米出口とライスグレーダーの玄米投入口の間に落差が無い上に距離があるので、絶対にこのレイアウトでは玄米は流れないので・・・
中途ハンパに突き出るより、いっそのコト「どどーん」と景気よく2m延長
いっそのコト2m延長キットでそびえ立たせた。中途半端に突き出るよりこれだと床の切り込みも最小限で済むし玄米もぶっとい蛇腹ホースで何の問題もなく流せる。ただし、これだけの高さになると昇降機が振動で振れるので上の玄米タンクにC鋼を渡して昇降機のてっぺんを固定。悩みまくった末にこれで問題なく作動。
新しい機械は籾の供給が途切れたり、一定以下になると自動に玄米排出から機内循環に切り替わるので、「うっかり目を離しても」籾の混入が防げる。揺動板が低い位置にあるので選別状態はこっちの方が確認しやすいし選別も良い感じ。
ちなみに古い機械は知人に引き取って貰いました。県内某所で元気に余生を送っているようです。しかしこの手の機械って消耗品の交換をしていればちょっとやそっとでは壊れないもんね。
機械の梱包の木枠にこんな注意書きが・・・
「投出厳禁」ってこんな重いモノをいったい誰が投げ出すんだろう・・・・