青年海外協力隊

6、いきなりボられた

 当時日本人なら「そごう」と、大使館やJICA事務所に近いアソックから4月の一番熱い季節に無謀にも歩いてそごうまで、お買い物。バンコクバス路線地図とか買って、さて何処へ行こう?と相談。

 そごうの隣には有名な梵天様の祠?が。ラマヤナ物語の派手な衣装で化粧の濃ゆいお姉ちゃんが踊りを披露というか奉納。ここにお供えする線香やらジャスミンの花輪を手渡される。
89年当時のエラワンの梵天様にて。奥の工事中のビルがZenや伊勢丹の入る貿易センタービル。
「free?」タダか?と聞くと「プリンセスバースデー」と言って頷く。なら貰っておこう。「そうか4月2日はシリントン王女様の誕生日、気が利くやん」と一同感激。これが大きな間違いのモト
 お供えしてその場を立ち去ると、さっきの子供達が追いかけてくる。「花輪と線香代1000バーツ」
 「えぇーっ、1000は高過ぎやろが、500にまけよ」って言ったら2つ返事。
「半分に値切った。やるやん、俺達」と内心ほくそ笑む私ら一同。
 あとで先輩隊員に聞いたら、「アホかお前ら。思いっきりボラれたな」線香と花輪10バーツずつ両方で20バーツ高くても50まで。
いきなりボラれました。
ここは、大使館の海外安全ガイドにも出ているほど有名な「悪徳スポット」
 二日目から、「タンブン(功徳を積む)しました。
3年間を無事に過ごして元気に帰って来れたのもここの御利益かも?
続く To Be Continue