光源位置と見え方
光源位置と見え方
 視界の広さと見やすさ夜間作業において実際に光源位置でどのように見え方が変わるか?夜の圃場内でフロントガラスにホコリが付着した状態ではないのであくまでも比較対照としての目安程度。
ヘッドランプのみの照射状態。作業時には足許が見易いとは言い難い配光。 ヘッドランプとルーフの作業灯を点灯。通常の夜間作業での状態。
 上の左の写真のヘッドランプのみの場合は、足許が見えないので作業時に決して見易い配光ではない。右写真のルーフの作業灯点灯時が通常の夜間作業の状態。足許が見える分は幾分見易い。しかしエンジンフードからの反射光が目障り。
 問題は、この状態でフロントガラスにホコリが付着すると、エンジンフードからの反射光で、グレアが起きてホンマに視界真っ白、ホワイトアウト状態。それならまだヘッドライトだけの方がエンジンフードからの反射がない分見易い。加えて、車幅灯ウインカーランプの光も視界に入り目障りなので内側を黒のカッティングシートで遮光した。これだけでかなり効く。
 外車特にヨーロッパ製のトラクターは必ずと言っていいほど車幅灯の所に「ウィングライト」が付いている。法令の関係で、日本では認められていないのかは不明だが、ルーフに4灯あるならルーフ2灯+ウィングに2灯あった方が絶対見易いと思う。
 図中○印内、ヨーロッパ製トラクターに必ず付いている。左から、フェント700、ニューホランドTM(旧フォード)、ファーガソン4270、ランボルギーニビクター。当然ヘッドライトとルーフにも作業灯が2−4灯装備。ランボルギーニビクターに至ってはヘッドライトの上に5灯も補助灯を装備しているのd、計11灯!。一体オルタネータの容量(発電量)は如何ほど?ちなみにフェント900系のオルタネータの容量は、14V、144Aつまり2kwもある。言い換えれば2.6馬力のモーター。ほとんど無敵やな
 いつぞや処分価格で買ってきてあったPIAAの補助灯。配光はピンスポットでイマイチ気に入らんがコンパクトさに惹かれて買った一品をウインカーの下に仕込んでみた。右が点当時。スポットと言うモノの必要充分の照射幅はある。

ヘッドライトとウィングライトを点灯の図。エンジンフードに反射光がないので格段に見易い。少々はグレアが出そうだが上に光源があるよりは大分マシになった。それでもまだ光源が見えるため目障り。何らかの遮光を考えた方が確実に見易い。問題は代掻き時の泥はね。見ての通り光軸は、かなり下げてあるので対向車を幻惑することはまずない。要するに自動車の夜間走行の視界に近い状態。大多数の人にとってこの方が絶対自然なハズ。