意味わかっとるんやろな その1、タイでの日本語編  
 タイでまかり通っている摩訶不思議な日本語。ほとんどご愛敬のレベルですんでしまうものやら、つい「おまえらなぁ」って怒る気も失せてしまうモノまで色々・・・
バンコクで一番有名な日本語
 スクムビット通りなど観光客の多い所を歩いていると、屋台のお兄さん、お姉さん、おじさん、おばさんが呼び込みの声をかけてくれます。ヒマな時などは、冷やかしておちょくり半分相手をするのですが、その日は急いでいたため「さわでぃー」の挨拶以外(以上)の呼び込みなんか完全に無視して足早に通り過ぎようとしたとき屋台の兄ちゃんの一人が「なんでこっちが声かけとるのにシカトかよー」的なコトを言ったモンだから「カチン」ときた私は急いでいるにも係わらず
「あんた自分の言うとる言葉の意味分かってゆうとんのか?俺は社長と違うから応えんだだけや。大体その「しゃっちょー」っちゅう言葉の意味わかっとんのかぁ?」
の突っ込みに屋台の兄ちゃん何て答えたと思う?臆面もなく
「しゃっちょーって「Mr」(ミスター)ってコトやろ?ちゃうの?」
「あのなぁ社長っちゅうのは会社で一番エラい人。「ぷらたーんぼりさっと」(タイ語です)や。どや勉強になるやろ」
しばらく考えて
「へぇー、そやったん。ところで時計一つどぉ?」
「もーええわ、ほんまに」
 バンコク市内で「しゃっちょー」って声かけられても調子に乗って大盤振舞しないこと。相手はミスター程度の意味としか使ってませんので。バンコクで一番有名な日本語はしゃっちょーです。