4、腐った・・・
地味だけど濃ゆいのが・・・スキ!
アルミホイル使用期間21年
[ヲ」な私がカッコよりも機能性の追求でその昔、ほしくてたまらずに買った日産ワークス御用達の「エンケイラリーコンペ WRC Spirit」
ファミリーセダンにまた濃ゆい選択を・・・。でもデザインは以外とジミなんですけど・・・
86年サファリラリー。発売元IRS岩下氏のニッサン240−RS。ニッサンワークスマシンにも採用。
競技用、ラリー用ゆえすこぶる軽くは無いが、とにかく丈夫。サファリもへっちゃらのラリーコンペ故パンクしてもタイヤが外れ難いビートハンプやタイヤの空転を防ぐローレット加工入りとか実戦向きのの構造。リムもかなり厚め。
86年製エンケイ、ラリーコンペIRS WRC−Spirits買ったばかりの時にタイヤを組んでもらう際、とにかく「ウェイトが要らん」素でバランスの良い精度の高いホイルだったそうな。
車を替えた時「まぁサイズが同じだし、鉄チンよりマシだろう」とタイヤを組み直してもらいに行ったらまだ履くの?って言われながら21年間にわたりはき続けたのだが、じきに空気圧が下がる。終いには1週間で1kg/cu以下まで下がる。タイヤに何か刺さっている気配もないし、長年面倒をみてもらっているタイヤ屋さんでリークチェックしてもらうと・・・
「リムから気泡が出とる、それもごく少し」
1分に1回くらい出る気泡はかなり辛抱強くタイヤを見つめていないと解らないくらい。タイヤを外してよーく見てみると、リムのアルミが腐蝕して塗装が浮いて、塗膜とアルミ地金の間からのエア漏れだそうで。
競技用ホイル故、丈夫で精度は高いが短いスパンでタイヤを組み替えるのが前提ってか想定した使い方。長い間(数年間)同じタイヤを履きっぱなしの使われ方は想定外の様。
なにせ年間に6−7000kmしか走らない車。乗らないので可哀想なくらい。以前、通勤していた頃なら1年から1年半でタイヤ交換していたが最近は3年間は履きっぱなし。
そりゃアルミも腐る
新しいホイル4本買う程この期に及んで金は掛けたくないし、ネットで現状が6JJx14インチなので15〜16インチの中古ホイル、タイヤを検索。かなりの数はヒットするが「これぞっ!」って琴線に触れるのは少ない。バネ下の重さと乗り心地を考えれば6.5〜7JJx15〜16ってトコロ。(最近ウィングロードなんかでも16インチだもんな、リム幅6インチだけど)
メーカー、デザイン不問だげど出来ればキレイで掃除がし易くて強度があって精度が高くて重くないヤツをなるだけお安く。(って不問やないやん)あんまり「のぺーっ」としたデザインも嫌いだしメッシュみたいに掃除のメンドーなのは以ての外。となると、フィンかスポークしか残らん。競技用なら言うことナシ。
純正のオプションMAXサイズがプリメーラと共通の195−60−15。おそらく乗り心地なんかを考えるとこのシャシにはベストマッチかと。(純正のホイル幅は6JJだけど)タイヤ幅を広くするとカッコ良くは見えるだろうが、そんな歳でもないしぃ、バネ下重くなるしぃ、走行抵抗が増えるので却下。
しかし、不思議なのがタイヤの外径によるメーター誤差。ノーマルサイズが185−65−14で594mm。オプション最大195−60−15が616mm。外径で22mm外周で66mm、率で3.6%の差がある。車検時のメータ誤差の幅は+側で5%までは許容範囲なので3.6%程度なら許容値?
ホンマ言うと強度があれば外径稼げる185−70−14でも構わんのだけど。20年程昔MICHELINの205−70−15 ポルシェ専用ってのを見たことあるけど・・・・強度が確保出来ればダテに扁平率を下げなくていいんだって思った。
外径が大きくなれば、ファイナル(最終減速比)を下げたのと同じで同じエンジン回転数で速度は増すために燃費は向上する。メーターはマイナス誤差が発生。実速度より小さく表示。
エンジン1000rpm時に、5速ギア比が0.756、ファイナル比4.176なら車軸回転数は316.7rpm。タイヤ外径594mmの時は35.4km/h 外径616時に36.7km/h。100km/h走行時には100rpmの回転差。定速巡航で長距離を走るなら結構燃費に差が出そう。外径の大きいタイヤを今流行りの転がり抵抗の低いエコタイヤにすれば、もっと実燃費は向上しそう。私の場合タイヤ替えるより乗り方変えよってか?
サイズだけでは相当数あるが、PCD114.3mmの4穴、オフセット40前後まで絞り込むとかなり少ない。最近ニッサンでもPCD100mmってのが結構あるんだ。ホンダでも114.3もあるし。(こっちは疎い)
で、またタイヤ屋さんに相談。やはりバネ下の重さと乗り心地を考えれば6.5x15が妥当。パワーのある車でもないし、走り屋ならともかく7x16になるとホイル重量が確実に増えて今の足(5万km強で抜けたのでカヤバSRスペシャルに交換)ではバタ付くだろうし、今でさえ(元から)オヤヂ車のクセに「コツコツ系」なので確実に乗り心地は悪化するとの意見を踏まえて選んだのがこれ。
SpeedーLine Preo 6.5JJx15 オフセット40mmに195−55−15。タイヤも7−8分山くらい残っていた。今時珍しいサイズ。私好みのジミで濃ゆいやつ。お値段46000円ほど 裏側も極めてキレイ。ちなみに製造は94年7月。結構古いんだ。13年経っている割にはキレイ。
私好みのジミだけど濃ゆいのを選択。今時珍しいサイズのspeed−line Preo 6.5JJx15  オフセット40mmに195−55−15が組んである。(60の扁平率でも一向に構わんのだけど)東北の某量販の中古品センターのモノ。注文時にタイヤの残り山は書いてなかった。雪国なので融雪剤でも腐蝕が気になったので問い合わせたら「冬は履き替えますんで夏だけの使用です」とのこと。雪の降らないこちらと違い、あちらでは夏冬でのタイヤの履き替えは当たり前みたい。傷や剥がれ、腐蝕の一切無いきれいなホイル。
びっくりしたのが、注文してから届くまでの速さ。金曜の昼後に注文して、「月曜日には着きます。」って連絡を頂いていたのが土曜の夕方に到着。
「速っ!」
たのんでから30時間も経ってないぞ。我が国の物流の迅速さを痛感。運送屋さんご苦労さんでした。
一応バランスは取ってあるだろうが、このまま入れ替えて使うほど勇気はない。このタイヤを組んだ人には失礼なんだが、「いつ、誰が組んだか分からないホイルに命預けられるほど脳天気で無頓着な人間じゃない」
やっぱり自分の信用出来る職人さんに目の前で組んでもらわないとタイヤには「命を預けられない」これは、考え方、生き方、ポリシーの問題で「組んだ人の技術を疑うこと」とはちょっと違う。(イヤな客やな)
後日タイヤ屋さんでバランスを測り直して貰ってから、「乗れないほど狂ってはいないけど若干バランス取れていない」ってコトなので「なら」ってコトで組み直してもらった。結構小さなブレとかが気になる方なので(以前ディーラーのメカの兄ちゃんが「これくらいは許容範囲です」ってのが気になって仕方なかった。)

結果、ハンドルは軽くなったし、サイドの「たわみ」もないのでステアリングの切り返しはラク、そこそこのハイグリップタイヤが着いているので以前よりマッチングがイイ感じ。扁平率が低いの乗り心地の悪化が気になったが、ほとんど変わらない。高速時より20km/h以下の低速での突き上げが以前より若干気になる程度。
*蛇足*カヤバSRスペシャルは良くも悪くも標準品。ノーマルよりは「粘り腰」の感じではあるが、「伸び」側のピストンスピードと減衰がもう2−3割増しでも良いくらい。
で、これが装着の図。speedlineのロゴが無ければそこら辺に転がっている何の変哲もない6本スポークのホイル。色もシルバーだしジミでイイでしょ?

つづく To be Continue