5、地図に無き道を行く
道がないっ!・・走って見ました新名神
2007年2月23日に鳴り物入り?で開通した新名神、亀山JCTー草津田上インター間49.7km。国会で喧々囂々の道路特定財源で出来た路線である。
東名阪上り線77kmポストあたりから西に分岐。日本棚田100選に選ばれた「坂本の棚田」のすぐ脇を通り、それまで(今でも)木の枝1本切っても罰せられる鈴鹿国定のド真ん中をとおり東海地震が起きれば折れないか心配な70mの高さの橋脚で鈴鹿山脈をトンネルでブチ抜いて滋賀県側へ通した新路線である。

だいたいこんな感じの所を通っている(ハズである。だって開通直後地図データがまだ無いんだもん)

上の図を拡大、工事現場の位置から推測して亀山側だとこんなモンでしょう。平行する一般道との距離はもっと近いかも知れん。
地図上@東名阪上り線76kmポスト付近。案内カンバン。ナビの地図データに新路線は無くてもこのあたりか少し手前で新名神への分岐路線図のVICS受信データは表示された。(多分ビーコン) 地図上A新名神亀山ジャンクション分岐(起)点。東名阪−伊勢道直結線みたいに本線を走っていて「うっかり」乗り込んでしまう心配はない。文字通り「取って付けた」進入路。車線幅狭し注意。何を考えているのか、たまに分岐点(40km標識位置)で停車しているトンデモドライバーがいるので要注意。


地図上B地点。写真Aの奥のコーナーを立ち上がった付近。 地図上C付近。下が見えないので分からないけどこの辺が70メートルの橋脚の上。欄干の間から上り線の橋桁が見える。乗用車だと分からないけどバスだと見えるかも知れん。下から見るとそりゃ高い。

B地点のナビ画面。当然05年版のナビデータに新路線は無い。どころかこの画面では自車位置のポインターも無い。何故?
当然いつものように法定速度内の安全運転(ウソつけ)

ナビ画面拡大図。05年版データなので新路線のデータは入っていない。ついでに自車位置ポインターも何故か無い。道路が無いので悩んでいるのか?たまたまポインター移動時か?点滅時?に撮影したのか自車位置を示すポインターが無い。通常なら画面中央のやや下にあるのだが・・・。しばらく走るとゴルフ場のド真ん中を走ってたり、川の上を走ってたりしてかなり面白い。以前、伊勢湾岸が開通した時は海の上を走っていた人もいたとか・・・。ナビ画面を信じるか?目の前の道を信じるか?
自車位置ポインターの表示されないワケ
何故、自車位置ポインターが表示されないのか物好きな私は後日再び走ってみた。至極当然な話通常カーナビはルート案内の為地図データにある道路の上をポインターが移動して道案内する。しかしこのモデルの場合、ナビの地図データーに無い路線を走るろうとすると、地図上の道路データーを探し、それに沿ってポインターを移動させようとするのでポインターは点滅して移動。たまたま下に既存の道路があるとポインターはその道路に沿って移動しようとするが、すぐに道路データーから外れ再びポインターは点滅して移動、自車位置の表示、の繰り返し。要はナビがデータ上の道路を探して悩んでる状態。偶然にポインター点滅時に消えていた時に撮影したと思われる。ギモン点はすぐに究明しないと気に入らん。

上の写真のちょっと先。正面の路肩に雪が見える。「名神関ヶ原付近のゲリラ雪の障害を避ける為にも新名神」って触れ込みだが、ここもちょうど雪雲の通り道の山ん中なので「ゲリラ雪」はありそう。特に伊勢方面や名古屋方面から来ればここの雪は予想外になるはず。この日も亀山インター付近は全く雪なんか残ってもいない。この辺は降るぞ。吹雪くぞ。
冬だからこの景色だけれど、山の中を通っているだけに「秋の紅葉」の時期は今までの様子から考えても超キレイなハズである。春の桜の時期も山桜でもあれば桜吹雪の中を走れるかも?でも杉が多いので2月3月は花粉症の人は絶対に窓を開けないほうがいいと思う。

つづく To be Continue