青年海外協力隊

 平成13年度3次隊現在全ての隊員候補生に、狂犬病、A型 肝炎、B型肝炎、破傷風の4種類を接種。渡航先により、黄熱病、ポリオ、日本脳炎のワクチンも接種します。(クロスロード2002年5月号より)いくつになっても注射はイヤだ。

3、訓練後半

 習っている言葉で寝言を言うようになれば訓練も佳境に入った証拠で、この頃になると訓練所に、こもっているばかりでなく所外へ出てのびのびと・・させてもらえるわけがなく野外訓練とか、所外活動やら語学研修旅行など盛りだくさんのスケジュール。現在でもあるようです。
抜けるような青い空と駒ヶ岳ホントにキレイ。 冬は火のそばが一番。
あーぬくいぬくい。野外訓練で。
 野外訓練なんかは、オリエンテーリング式サバイバルキャンプですわ。10km以上歩いてオリエンテーリング風にチェックポイントをクリアして目的地へ。「アウトドアでええやん」 夏やったらな。ここは冬の駒ヶ根やで。雪の降った直後の山道行軍、曲がりくねった道を行くのがめんどくさいので斜面直滑降やら川渡りやら、チェックポイントに料理に使う調味料が置いてあるのでイヤでもクリアせねばメシが食えん。目的地の河原のキャンプ場で鯉一匹と鶏一羽をもらってそれを調理。わたしゃ料理はできないけど田舎の子だから鶏をヒネるくらいはできます。しかしそれ以前に苦労したのが直前に降った雪でたき火の燃料薪が芯まで湿っていること、いくら細く割ろうが新聞紙では、120人以上いても誰一人として着火不可能。所詮、趣味でアウトドアをやっている人間ってこの程度のモンかい?幸いここは河原、私が目を付けたのは枯れススキ。こいつをゴソっと刈ってきて着火したら一発。畦焼きの経験っちゅうのはこういう所で役に立ったのでした。しかしさすがに冬の駒ヶ根。寒いこと。料理の準備に川でモノを洗っている端から凍ってくる。っちゅうことは氷点下かい?やっぱ火のそばが一番。その夜泊まったキャンプ場の近くの公民館みたいな所も寒いこと。凍死する感覚が分かったような気が・・・。それより風呂へ入れないのでヒゲが剃れずにシュラフにヒゲがあったって気色ワルいコトの方が苦になる。
 明けて翌日訓練所までまた歩いて戻るのですがこの日の日程が帰還することだけなので気が楽なこと。帰って洗濯して、風呂入って終わり。ある都会育ちの女性は「こんなんもう二度とイヤっ」とか、毎日室内で身体がナマっている私ら田舎モンの農業関係の連中は「月に1−2回くらいあってもおもろいな」って風呂に浸かりながら好き勝手なことを言ってました。あー面白かった。悲喜こもごもの野外訓練でした。
 その頃、広尾訓練所の連中は常春の八丈島だったそうです。そんなんアリ?
 訓練も終わりに近づくとやってくるのがNo Japanese Days 訓練所内で日本語禁止ってのがあります。習った語学で日常会話もやる。英語クラスのモンなら他の語学の連中が聞いても分かるけど、タイ語やインドネシア語やネパール語なんかのマイナー言語は、他の国のモンに通じない。まぁそれほど手厳しくはされてませんでしたが、つまり「現地の言葉で考えなさい」ってコトでしょう。これで朝の集い、朝礼をやると結構面白かった。
協力隊機関誌クロスロード2002年5月号に13年3次隊の訓練日程表が載っていますが、これによると語学が225時間。私らの頃は300時間以上と聞きましたが減っているのかしらん。
 所外活動と言うカリキュラムもあり、これは訓練所周辺の福祉施設、農家等へお手伝いに行きます。外部の人と触れることである意味ストレス発散の意味もあるのかも?通常は、「職種と関係のない所へ行きましょう。」なのですが、身体がナマって仕方のない私は、意地でも農家へ行って身体を動かしたかった訳でして3倍の競争率を勝ち抜いて(お約束のじゃんけんでね)希望通り農家へ。あーやっぱ百姓は身体張ってなんぼを久しぶりに実感。
 出発時に昼食の弁当を持って自転車で出かけるわけですが一応建前では「受入れ先でご馳走にならないこと」となっているのですが行く先が畜産農家。お昼は弁当など手を付けさせてもらえずにビーチサンダルほどのお肉。身体動かしているだけに美味しいこと。身体動かさんでも当然美味しいでしょうがね。作業が終わって帰りがけの三時のおやつは杏仁豆腐。冗談で「こんなけ食って自転車で訓練所まで坂登ったら、途中で吐くで」って言ってたら自転車乗って3分も経たないうちにホンマに吐きそうになった。冗談でなく苦しかった。2回目以降はご馳走になる量をセーブしたのは言うまでもありません。あー苦しかった。
続く To Be Continue