その5 続、なけりゃ付けちゃえ後付けメーター
比べてみよう、エンジンコンディション
 新鋭支援戦闘機GM、とにかく「ちゃちい」メーターも「タコ」、「水温」、燃料」の3つ。電球小僧の私としてはMトラみたいに「電圧計」は是非とも欲しい。上位機種の特権「ターボエンジン」なら「ブースト計」くらい付けておいてほしい。トラクターのターボエンジン、一体「過給圧」はどれくらい掛かっているのかは知りたいところ。乗用車のスポーツモデルで「0.7kg」くらいなので、推定まぁええとこ「0.5kg」未満でしょう。
 例によって、追加するメーターは、
1、有無を言わさず「電圧計」
2、ターボなら「過給圧(ブースト)計」
3、ターボだから「油温計」
4、当然、「油圧計」も
の4つ。
 エンジンルームへのセンサーの取り付けは何ら問題はない(はず)。問題はここから、「どーやってキャビンへ引き込むか」引き込んで、「メーター本体を何処へどうやって付けるか」が大問題。別にすぐに使えなくても別段差し障りのない機械、見えない所がどうなっているのかとにかく「バラしてまえ」
 で、とにかく「インパネ全バラ状態の図。メーター本体は、純正メーターの上にしか付けようがないので、それを前提に「とにかく全バラ」(組めるのか?)にして配線の引き回しを考える。熟慮はしてある(つもり)ので「不可能」は想定していない。(ホンマか?)
  作業の邪魔になるのでメーターユニットを外すのに防水の為「抜いたらあきません」カプラーもキャビン付きなので、まぁここまで水をかぶるコトはなかろうと「自己責任」で引っこ抜いてメーターを取り外したついでにインパネをそっくり取り外したのが上の写真。ついでに配線用の穴をブチ抜いてグロメットをはめる。この期に及んでもう後戻りは出来なくなった。(穴ボコだらけ)
 とにかくバルクヘッドを通すのが困難だったので、左足許のクラッチハウジング(決して割れません?)サービス用の蓋にホルソーで抜いてグロメットをはめてハーネスを引き込んだ。これが一番の難関だった。
 とにかくインパネの上に取り付け。作業性向上の為掟破りのメーター外し。壊れても文句は言わん。(言えん)  取りあえず完成の図。左から「油温計」、「電圧計」、「ブースト計」。左端は今後付ける(であろう)「油圧計」用
 デザインの好み(ロゴの文字の色だけ)の問題で、全部電球式の「標準品」。これでも裏側ハーネスで一杯。「カラードメーター」にしたら3個も4個もコントローラーを付けるスペースがない。
 思った通り、油温はMトラと10度違う。100馬力超級用の補機の65馬力エンジンと、60馬力級のエンジン用の補機に過給器付き73馬力エンジンでは、元々「許容熱量」が違う。のとGM系のエンジンの方がオイルラインが細いので元々油温が高めになるとメーカーさんが言っていた。
電圧は、エアコン含め電装品フル使用でもキッチリ14.2Vは出ている。オルタネーターは結構大容量みたい。
ちなみに過給圧は、最高0.5kg。ここでウェストゲートが開く。メーターの目盛りは「1.6kg」までもある。(そんなに要らん)
エンジンの負荷で過給圧が変化するので「負荷メーター」としても重宝する。ブースト圧が0.4kgを越えると格段に燃料を喰う。0.3kg位で使っているのがパワーバランスが一番良い。
夜間作業時のメーターの様子。ピーク域が12時の位置になるように着けてあります。
油温70℃弱。電圧14.2V。ブースト0.3kg。
 これで普段の機械の健康状態の把握は抜かりなくできるようになりました。安心安心。