祝、5000時間

 平成15年4月、主力戦闘機のM1−65の使用時間が5000時間を回りました。平成3年からですから13シーズン目に突入。目標のメーター一回りの10000時間(ホンマに使う気?)の折り返し点に到達と言ったところ。他のモデルに比べると輸出モデルでもありデカい分は丈夫に作ってあるのでちょっとやそっとでは壊れない。そりゃシャシダイナモなんかで馬力を測ったらパワーダウンはあるでしょうが体感的にはそれほど感じられない。機関部分はヘタって来ていないけどやっぱ補機類や摺動部や可動部等がぼちほちヘタって来る。

  最後の田んぼの代掻きが終わって圃場から出たとたんにクラッチペダルが奥に行ったまま戻らん「クラッチが切れん」状態。4000時間で交換したのに、たった1000時間でクラッチ逝くわけ?まぁ動けないよりはマシだけど、変速、前後進切り替えの時いちいちキースイッチでエンジン止めて変速してから、もう一度エンジン始動すれば動ける。なんとか作業場へ戻って軽く洗って作業機外してドック入りモード。ペダル踏み込んだ時に作動レバーが動いてはいるのでワイヤ切れではない。とするとクラッチハウジング内部ってこと?また前後にカッパっと胴体を割らないとダメってこと?
  予想どおりクラッチを切るレリーズフォークを動かす部分が逝ってました。これは予想通り、で予想外がクラッチディスクの下に貫通しているPTOシャフトがのミッション側のオイルシールがを押さえているプレートが外れかけてクラッチハウジングの中がオイルまみれだったそうな。
 現在のエンジンの工作精度と材質、加えて過給機なしのNAってコトを考えれば8000時間くらいの使用はどうってコトなさそうだけれど、問題は補機類。エンジンのオイルポンプやウォーターポンプは交換していないのでここら辺が一番の不安材料。ラジエターは昭和47年製の2駆の28馬力が使用時間760位フィラーの口が腐食したので交換。真鍮製の場合だとさすがに30年くらい経つと腐食してくる。ならあと10年は持つやろ。油圧ポンプも年月が経つとさすがに能力が落ちてくる。最近たまに油圧の揚力不足を感じることがある・・。
 支援戦闘機の45psの方なんて前のオーナーがどんな使い方をしていたのか1500時間くらいで油圧ポンプ交換の憂き目に。ポンプのケースが摩耗して何処からかエアーを噛む。圃場へ向かう途中にだんだん作業機が下がってきてポジションレバーを上げても作業機が上がらなかったらアウト。そのまま作業場へ帰還。これが毎回じゃないので始末が悪い。何をしても上がらない。しばらく放っておくと何事もなかったように動く時もあれば全く作動しない時も。こんなコワれ方が一番イヤ。「機械は壊れているところを人に見せようとするとまともに動く」っていうマーフィーの法則そのもの。
  そろそろ次期主力戦闘機導入のコトを考えないとあかん時期に来たのかも知れん。けどイマイチ「これぞっ!」ってモデルがないっ。大きさ(物理的サイズ)や馬力が中途半端か極端なんだわな。出来れば過給エンジンよりNAの方がいいし。ワタシ的に今のヤツは使いやすいし機体のバランスも気に入っているし、このまましばらく使い続けるコトになりそう。メカフェチ+物欲の塊みたいな私が色々な新機種に乗っても「キモチ的」に「新しいのに乗りたいっ」って欲望が湧かんコト自体まだ時期じゃないのかもしれん。マンガの「湾岸ミッドナイト」のアキオが「悪魔のZ」に乗り続ける様に性能とか数字とかではなくて「感覚的に合っている」って感じ。要は機械と乗り手の相性(あいしょう)かも知れん。機械に選ばれる様な乗り手になるまで乗り続けるやも。
つづく To Be Continue