16 機械の更新と古い機械 
平成3年から平成18年まで15年以上の永きにわたり使い倒した代掻き用のドライハロー。(よくもまぁ持ったもんだな)直しに直してもいい加減各部にガタが来まくった機械なので廃棄を決意。
初代」後方折り畳み式。今までより格段に作業幅が広がって効率は飛躍的に向上。おまけに移動時は車幅以下に。その代わりに重い(750kg以上)後ろ折れなので重心が後ろへ行くが上折れの様に重心が高くならず、ウィリーバーになるので仰向けに転倒することは無いけど、「とにかく長い」くて右左折時に怖いこと。「ここまでよく使ったな」ってほど使い倒した機械なので各部ガタガタ。均平版は最初から強度不足で「土寄せ作業」をすると変形湾曲するのでアングルを溶接して補強したし、均平板の角度を変える丸棒も湾曲。代掻き時は、均平板が常時上下動しているのでヒンジ部の穴が摩耗して切れそうになったので古い耕運爪から削りだして作り直した。均平板のヒンジjのあるカバーは大きく「く」の字に変形して修復不可能。全バラにしてたたき直せば伸びるだろうが、作業に支障は無いし面倒なのでそのまま。それにしても上下のカバーをつなぐ「ゴム」が切れずによく持ったものだと感心。見えていないけど左右の均平フラップは畦に当てまくり引っかけまくりでグニャグニャのベコベコ。何回酸素で炙って叩いたやら。ちなみにトラクターの補助コントロールバルブから油圧を取り出さずにバッテリーから電源を取り出すだけで油圧モーターを駆動する電動油圧タイプ。
トラクターと同時購入して2年、未だ一度も使わずに税法上で残存価格が半減してしまった新しいハローを2007年シーズンから使うに当たり本機に取り付けて作動チェック。
トラクター本機の外部で開閉する3折れ式の新しいハロー。片側のみを折り畳んで使えるので使い勝手はよさげ。開閉時のソレノイドバルブや左右のフラップの開閉に当然電気も要る。重量はかなり軽い。上折れ3分割なので収納スペースはかなり小さくて済む。
問題は、どちらのトラクターに着けるか?ってことで、GMと同時購入したのでそちらに・・って事がスジなんであるが、なにせ作業幅4m超の作業機、ロータリー並みに600kg程に軽量化されているとは言えいざ装着してみると前輪の加重が「ふわっ」と抜けるのが分かる。平地でこれだから急な勾配のある出入り口では怖い目するのは明白。
自重が500kg重いMトラに着けると前輪の浮きは全く感じないため「やっぱしこっち」とMトラでの使用を前提に。
トラクターに装着の図。重量も軽いしオーバーハングも短いので重心変化は少ない。かなりの高機動モード。問題は耐久性だがかなり装甲も厚いし広げた時に機械式にロックが掛かるし、なにより折り畳み部分のスパンが1mと短いので丈夫そう。
なにより本機と作業機の重量バランスがよろしい。
で、廃棄にした古い機械の方は
「何かに使えるだろう」とか「何かに使おう」と思って油圧ポンプと油圧シリンダーの付いたフレームだけはしっかり残してある。
さすがにロータリーカバーや爪軸なんかの耕運部分は捨てたけど「油圧シリンダーなんか買ったら高いしぃ、何かに使えるだろうなー」と思って残してあるものの今のところ使う予定は一切なし。ブームスプレーヤーなんかが作れそうだけど、使わんもんそんなもの。どうしよう?
10年間1000時間使って足回りがガタガタになったので遂に田植機も更新。この際にと足回りとステアリング系を完全オーバーホール。散布専用ビークルとして余生を送ることに決定。今まで田植え兼用なので外してなかったマーカーのアーム(写真の白い箱状のもの)も取っぱらってすっきりと。
こちらは新しい機械に「もし万が一何かあった時の為に」と植え付け部分は整備してしっかり残してある。半日もあれば楽勝で現状復帰可能。
何だかんだ言ってこんな使うアテの無い機械や古い機械を残しておくから「場所がいくらあっても足らん」のである。
つづく To Be Continue